屍体少女のSS墓地/4月10日まで休止。新人賞向けの長編書いてます

SS置き場です。アイマス、デレマスメイン。

星輝子SS セーフ?アウト?

ーシンデレラプロジェクト事務所ー

「お邪魔します……あら?小梅ちゃんはいないみたいね」

「きのこ~きのこ~ぼっちのこ♪ほししょうこ~♪」

「……?」

速水奏がデスクの前を通ると、デスクがガタッと揺れ、歌が聞こえなくなる。

「……だれ?」

速水がデスクの下をのぞき込むと星輝子が驚いて身を縮める。輝子の足元に注意書きがおいてある。

「『星輝子さんはおやすみ中です。急に大声を上げたり、知らない人が近づいたりすると怖がることがあるので、お気を付け下さい プロデューサーより』か。ふふふ、これじゃ動物園みたいじゃない。あのプロデューサーさん、面白いなぁ、ねぇ星輝子ちゃん」

「……!(ビクビク)」

「……なに、してる……の?」

「小梅ちゃん、ハロー」

「……はろー?輝子ちゃん……どうした、の?」

小梅、ビクビクしている輝子に近づき、輝子の口元に耳を近づける。

「……ッ!……ッ!」

「……うん、なるほど……なるほど」

「なんて、言ってるのかしら?」

「……んとね、奏ちゃんの……ふんいきが、ちょっとこわい……みたい」

「うーん、それはちょっと傷つくなぁ」

「輝子ちゃんは……クールびじんが、すこしだけ……にがて」

「えっ?でも輝子ちゃん、楓さんとは平気で話せてたけど」

「……ッ!……ッ!」

「……うん、なるほど……なるほど」

「……なんて言ってるの?」

「楓さんは……なかまだから……って言ってる」

「?」

「……ッ!……ッ!」

「……きのこなかま、だって」

(!?それって楓さんの髪型のこと!?)

 

どこか釈然としない奏さんでした。

END