宮本フレデリカSS「パンデミック」
―346プロダクション レッスンルーム―
宮本フレデリカ「フレー♪フレー♪フレデリカ♪」
ベテラントレーナー「こら、フレデリカ、別の歌を歌うな」
塩見周子「お、今日は微妙に違うねぇ」
大槻唯「……」
アナスタシア「……」
―346プロダクション プロジェクトクローネ控室―
宮本フレデリカ「フンフンフン♪フレー♪フレー♪フレデリカ~♪」
鷺沢文香「ふふ、なんだか応援歌みたいですね」
北条加蓮「フレっちがいると妙に元気が出てきますよね」
神谷奈緒「……」
北条加蓮「……」
後日
―ライブ会場―
ステージで橘ありすと文香が歌っている。
一方、控室。
クローネ一同、モニターに顔を寄せている。
宮本フレデリカ「フレー♪フレー♪フレデリカ♪」
唯、奈緒、アナスタシア「フレー♪フレー♪フレデリカ!」←すでに馴染んでいる。
周子、加蓮「フレ―♪フレー♪フレデリカ♪」←悪ノリ。
渋谷凛「フレ……フレ……デリ……カ」←いやいやながら、加蓮に言わされている。
P「奏、どういうことか説明して」
奏「無理です」
P「もはや、誰を応援しているのか」
奏「そもそも、いつ応援歌になったかも謎です」
千川ちひろ「大変です、P!」
P「どうしたんです、ちひろさん」
ちひろ「シンデレラプロジェクトの皆さんが、フレデリカコールをしてるんです!どういうことなんですか!」
P・奏「!?」
ちひろ「特に未央さんとみりあちゃんと莉嘉ちゃんが」
P(本田未央の仕業か)
奏(未央ちゃんが広めたのね)
美城常務「P」
P「これは常務」
美城常務「ふっ、シンデレラプロジェクトもようやくクローネの凄さに気づいたようだな。ふっふっふ」
P(それは違います、常務……)
橘アリス「これが、パンデミックですね……なるほど」
P・奏(色々間違っている……!!)
END